日本人は太古の時代から、協調しあう和の民であってきた。西洋であれ、中国大陸、朝鮮半島であれ、つねに政情が安定することなく、抗争が絶えなかった。そんななかで、人は周囲の人々に気遣いするよりも、何よりも、自分と家族を守らなければならなかった。
ところが、日本では和の心が同質な国民をつくったから、他人を警戒しない。そのために、日本では明治に入るまで、「個人」という言葉が存在していなかった。
日本では、子どもを育てる時には、「みんなと仲良くしなさい」と教える。韓国では、「一番になりなさい!」「負けるな!」と、いう。中国では子どもを、「他人に騙されないで」といって、送り出す。
『ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか』(加瀬英明)より
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このエピソードはそれぞれの国柄をよく表していますね。日本人が道徳を大切にし、強調し合う和の民であることは、『論語』に、
「孔子、(その天性が柔順な)九夷に居すを欲す」
「子曰く、道行われず。海に浮かぶべし」
(孔子が言った。中国では道徳が大切にされないから、東海にある九夷に行きたい)
とあり、『前漢書地理志』にも、
「東夷(倭人)の天性柔順、三方の外に異なる。故に孔子、道の行はれざるを悼み、設(も)し海に浮かばば、九夷に居らんと欲す。以(ゆゑ)有るかな。楽浪海中、倭人有り。分かれて百余国を為す」
とあるように、孔子の時代以前からのようです。
↓
孔子は日本に憧れていた!?
http://kaminoseki.iza.ne.jp/blog/entry/2676381/
孔子の時代(紀元前551年~紀元前479年)の日本は、第三代安寧天皇~第四代懿徳(いとく)天皇の御世ですが、初代神武天皇の詔「八紘一宇」(世界を一つの家のようにする)にもあるように、「みんなと仲良くする」ことは日本建国以来の伝統のようですね。
<関連>
太古の日本人が考えていた愛国心とは?
http://kaminoseki.iza.ne.jp/blog/entry/2623770/











by きのせみか
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